【 光摂殿前広場(屋外) 】
わくわく三津浜オールスターズ WAKUWAKU MITSUHAMA All Stars
「わくわく三津浜(完)」とは?
今年の6月末から8月末にかけての二ヶ月間、愛媛県の三津浜市の商店街を中心に行なわれた、アートイベント。
画家で流浪の旅人である海野貴彦が首謀者となり、漫画『へうげもの』(山田芳裕・講談社)の強力なサポートを得て開催。
最終盤には道後・三津浜それぞれで、松村宗亮(SHUHALLY)・給湯流茶道も登場する茶会イベントが盛況を博した。
出展者はレジデンスとして滞留する者から、ふらりと立ち寄ってパフォーマンスを行なう者、地元の有志、そして激陶者集団「へうげ十作」の面々など総勢大多数。
以下は公式サイトより、首謀者の海野貴彦による宣言を引用。
愛媛県松山市に住んでいる、画家の海野貴彦(かいのたかひこ 在住4年)と申します。
今夏、愛媛県松山市の三津浜という瀬戸内海沿いの港町で、3年ぶり2回目のアートフェス「わくわく三津浜」を開催します。美術、工芸、アートといった既成概念にとらわれず、ジャンルを超えて表現者として集まりここで過ごし、まちの人々とも垣根なく交流して「わくわく」しようという催しです。
かつては松山きってのにぎわいを誇った「三津浜」ですが、いまはさびしさを隠せません。今回のアートフェスはまちの復興を目指したり、定住を視野に入れながら地域活性を目標に掲げた催し、というわけではありません。そういったテーマは日本の現状を加味したら非常に使いやすい言葉ですが、今の私にできるのは、自分の住んでいる大好きなまちや人々と、一緒にひと夏素晴らしい時間を過ごしませんか?とお誘いすること。それが本来あるべき「活性」の核心だからです。
各地の移住促進の姿勢を眺めると、「わがまちへ来て来て!」と声高に呼びかけはするものの、「来て」という言葉が曖昧に使われているようにも感じます。応じる人たちは当然希望を持って移住を試みるのですが、新しい場所でどう頑張るかはあくまで本人の問題です。自分の人生には自分で責任を持つしかありません。
そこで、全国から表現者が集まり、まちに滞在して作品をつくったり展示したり、思い思いの楽しみ方で「わくわく」する時間と空気をつくりだしたいと考えています。愛しの表現者のみなさん、いざ「三津浜」へおいでください。作品を展示する場所、パフォーマンスする場所はいくらでもあります(陶芸の窯も用意しました)。どうにかここへ辿り着いて、これでもかー!と皆さんの表現を見せつけてやってほしいと思います。
(中略)
みんなの表現でこのまちをキラキラさせて、みんなでわくわくしよう。そして、自分の表現で生きていこう!
みんなが「三津浜」での想いを糧にして、自分のまちでも「わくわく」状態を伝播してもらえたら、と考えています。
「わくわく三津浜」で、一人でも多くの方とお目にかかれますように。
公式サイト
http://mitsuhama.info/wakuwaku/
Facebook
https://www.facebook.com/wakumitsu/
海野 貴彦 KAINO Takahiko
【プロフィール】
画家という名の祭り屋。
2012年にそれまで縁も所縁も無かった、愛媛県松山市が好きになり拠点を東京から愛媛県松山市に移す。
現在、松山市の三津浜という海沿いのまちから愛媛県、四国そして日本を盛り上げるべく、全国各地を演歌歌手さながらに転戦し、作品発表を続け、まちおこしならぬ「ひとおこし」に全身全霊を捧げる。
映画「男はつらいよ」の主人公を彷彿とさせるスタイルは、美術界の車寅次郎の異名で呼ばれることもしばしば。
得意なスタイルは「そこでしか出来ない、そこの最大公約数で制作する」こと。
主な使用画材は「絵の具」そして「人」。
絵の具でキャンバスにえがき、人でまちをえがく。まちの彩りになる事も含めて「画家」と名乗る。
海野がいる所が今日本で一番面白い所とされる。
表現方法は、絵画制作、ライブパフォーマンス、プロジェクト制作、デザイン、講演、執筆、TV/CM出演など多岐にわたる。
https://www.facebook.com/takahiko.kaino.1