【 増 上 寺 「 光 摂 殿 」 大 広 間 出 展 者 】



伊藤 洋平 ITO Yohei

出展番号:11

八王子現代家具工芸学校 / 伊藤家具デザイン 代表・デザイナー・制作者

【略歴】
1975 東京生れ
1996 渡英
2000 Rycotewood College HND 家具デザイン科卒業
2002 University of Wolverhampton BA Hons 家具デザイン科卒業
2004 伊藤家具デザインを設立。オリジナル、注文家具、プロトタイプ家具のデザイン及び制作。
2010 「家具のまち八王子」の一環として木製家具のデザイン・制作技術を学べる学校:八王子現代家具工芸学校設立。

2004〜日本工学院八王子専門学校プロダクトデザイン科非常勤講師
2008〜2010 飛騨国際工芸学校非常勤講師

【デザイン・コンセプト】
家具とは人がより良く暮らすための道具であり、従って機能的なものであることは当然のことです。人間工学に基づいた家具を作ることが一番の基本ですが、私は同時に視覚的効果も考慮した家具をデザインし制作しています。視覚的効果とは見る人を和ませ、心地良くさせるもの、インテリアとしてもオブジェとしても存在感のあるものであり、さらに形、デザイン、配置、色、素材のバランス、continue line=ひと続きの線、またそれらがもたらす視覚的リズムなどの要素がバランスよく組み合わされることにより、人の心に作用することです。これらの効果が生活の一部である家具に付加されることにより、日々の生活に潤いと豊かさを与えるのです。
目から入った情報を体や心で感じるには、それに動きを与え、その動きがリズムを作り出すことにあります。暮らしや自然の中には、目に見えるリズム、目に見えないリズムなど多種多様なリズムが存在しています。これらに手を加える事で、更に新たなリズムが出来上がり、新しいリズムを構成することもできます。さまざまなリズムをビジュアル化し、見て楽しむ、目から感じるリズムを作り出すことで、生活に躍動感が生れるのです。リズムのある生活は楽しく、また心を癒してくれる効果もあります。使われるためだけの家具ではなく、それ自体に存在感を持たせることで、生活の一部である家具に見る楽しさや安らぎを感じて欲しいと思います。

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海野 貴彦 KAINO Takahiko

出展番号:12

【プロフィール】
1975年6月6日 東京都生まれ
画家と言う名の祭り屋。
絵画制作、パフォーマンス、デザイン、小説執筆、アーティスト紹介、そこの場が盛り上がる為のベストを尽くす。
そこの人、土地が盛り上がれば雑巾がけだろうが何だろうが構わないのだが、結局アートの作法を使うこと事が多い。
街の彩りになる事も含めて「画家」と名乗る。
主な使用画材は「絵の具」そして「人」。
流れるだけ流れて生きている。
2012年2月15日、東京から四国愛媛県松山市に拠点を移す。

【ステートメント】
新しい日本の美術・工芸・ものづくりのシーン構築を目指しクロスチョップ

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畑石 修嗣 HATAISHI Shuji

出展番号:13

【略歴】
1985 佐賀県伊万里市生まれ
2010 東京造形大学彫刻科 卒業
2012 佐賀県立有田窯業大学校 卒業, (有)畑萬陶苑 入社
現在、伊万里市在住

【陶歴】
2012 「西日本陶芸美術展」・沖縄県知事賞
2013 「日本陶芸展」・準大賞 , 「陶美展」・茨城交通賞 , 「九州山口陶磁展」・佐賀県知事賞 , 「西部伝統工芸展」・入選
2013 「第60回 日本伝統工芸展」・入選 , 「第31回 長三賞常滑陶芸展」・入選 , 「第60回 佐賀県展」・佐賀県陶芸協会賞
2014 「九州山口陶磁展」・日刊工業新聞社賞 , 「第2回 陶美展」・入選 , 「第10回 国際陶磁器展美濃」・入選

【ステートメント】
私は、作品がどのような空間に存在しその環境を共有していくのかに対して興味がある。
おのずと自身が作るものも空間を意識した作品になっている。
空間と一言で言っても様々ではあるが、私が意識している空間の質はピンと張りつめた緊張感のある場所である。
その中に存在するが身を隠すような存在感を持った作品を私は意識している。

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菊池 有桂 KIKUCHI Yuka

出展番号:14

【略歴】
1993 九州大谷短期大学 卒業
2001 京都府立陶工高等技術専門学校成形科 修了, 陶芸家・近藤濶氏に師事(〜2007)

【陶歴】
2007 個展「青山白水」(京都市工芸ギャラリー)
2008 熊本県南阿蘇村に「耀窯」築窯, 「第26回くらしの工芸展」・入選
2009 個展「快楽安穏」(島屋京都店美術工芸サロン / 京都), 個展(ギャラリー聚遠館)
2010 二人展「〜ひかりのかたち〜」(熊本県伝統工芸館), 「陶磁器の島AMAKUSA陶芸展」・審査員特別賞受賞
2011 個展「自然七寶」(ギャラリー聚遠館)
2012 「第47回西部工芸展」課題作品の部・入選(第45回から連続), 「第30回くらしの工芸展」・入選

【ステートメント】
美術品として眺めるのではなく、日常生活の中で使ってもらい、「用の美」を感じてほしい。
温かみのある白磁。阿蘇の自然(大地や水)をイメージした黒の象嵌や彫りをほどこした、シンプルなデザイン。
修行中に出会っていたが今まではあまり作品に取り入れてこなかった染付にも、今後は挑戦していきたいと思っている。

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伊豆野 一政 IZUNO Kazumasa

出展番号:15

【略歴】
1974 生まれ
1999 京都造形芸術大学 デザイン科 卒業
1999 寺垣外窯杉本貞光 入門(滋賀県信楽)
2005 独立

【展歴】
1997 グループ展(ギャラリースペース21 / 東京)
1998 グループ展(ギャラリーイシス / 京都)
2000 個展(立体ギャラリー射手座 / 京都)
2013 「現代茶乃湯アワード」(東京), 「第一回 天祭 一〇八」(東京)
2014 「えんぎもの」(白白庵 / 東京), 「第二回 天祭 一〇八」(東京), 「みやげもの」(日本橋三越 / 東京)

【ステートメント】
歪んだ均衡。
私達の視点は不対称に交差した色や輪郭線を眺めたたとき無意識に均衡を求め、周囲の異なる空間へと視線が広がります。
異なる空間との繋がりが、新たな均衡を生み出します。

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小池 正典 KOIKE Masanori

出展番号:16

【略歴】
1984 生まれ
2006 明星大学版画専攻卒業
2009 佐賀県有田窯業大学校専門課程卒業

【個展】
2012 「ドウシテココニソシテドコエ展」(ギャラリー繭蔵 / 東京)
2013 「軽くて小さな日々。展」(Oz Zingaro / 東京、カイカイキキスタジオカフェポンコタン / 北海道)

【グループ展】
2009 「有田県立窯業大学校専門課程卒業制作展」(福岡アジア美術館 / 福岡)
2010 「星の扉 vol2」(神田神保町文房堂ギャラリー / 東京), 「Unknown possibility 03」(新宿眼科画廊 / 東京)
2011 「Unknown possibility 11」(新宿眼科画廊 / 東京)
2012 「交差する視線。春場所4人展」(ギャラリー繭蔵 / 東京), 「クリスマス小品展」(六本木画廊 / 東京)
2013 「GEISAI#18 Point Ranking 受賞者展」(Hidari Zingaro / 東京), 「GEISAI#18」(東京都立産業貿易センター / 東京)
2014 第2回「天祭 一〇八」(増上寺 / 東京)

【受賞歴】
2006 明星大学版画専攻卒業制作展・優秀賞
2009 佐賀県立有田窯業大学校卒業制作展・優秀賞
2012 「ユザワヤ大賞展」・佳作賞
2013 「GEISAI18」・ポイントランキング5位
2014 「第2回 天祭 一〇八」・増上寺現代コレクション3位

【ステートメント】
日本古来のアニミズム信仰のように、万物に魂が宿っていて神様という得体の知れないものが存在しているという考え方に惹かれます。
それは決して一つの物事が正しいのではなく、この世界は様々な考え方があって良いのだと感じられるからです。
私は、毎日見る空の色、家やビルなどの建造物や、からインスピレーションを得ています。
作っているものは立体物が主ですが、風景画を立体におこしている感覚に近く、風景画立体造形とでも呼べるかもしれません。
日常に潜む、あるいは散らばっている言葉、物の名前、音、匂いなど、記憶に残らないような決して目立つ存在でないものであっても自分に関係する事をしっかり記憶して忘れたくないという、さびしさのような気持ちから制作をしています。

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西 隆行 NISHI Takayuki

出展番号:17

【略歴】
1984 生まれ
2008 福岡大学工学部建築学科 卒業
2009 有田窯業大学校専門課程陶磁器科 入学
2010 佐賀大学『ひと・もの作り唐津』プロジェクト参加
2011 有田窯業大学校専門課程陶磁器科 卒業, 有田窯業大学校 助手就任
2012 佐賀大学『ひと・もの作り唐津』プロジェクト卒業
2013 有田窯業大学校 助手退任
現在、独立支援公房「赤絵座」にて作陶中
第111回九州山口陶磁展 熊本放送賞受賞

【ステートメント】
写真の作品は、雫シリーズと言いオリジナルの青磁釉(雫釉)の表情が特徴的な作品です。釉は窯の中で高温(1200℃〜1300℃)になると溶けて液体状になり流れ出します。温度が下がり冷えると固まり流れた形状をそのままに保持します。まるで時が止まったかのような液体の自然な流れを表現しています。涼しげで動きのある表情です。液体の自然な流れなので一つ一つ表情が違います。作為的でない液体の自然な表情をとらえた作品です。
成形はロクロ成形で一つ一つ創っています。有田の伝統的なロクロ技術を基本にした磁器の作品です。ロクロの技術は、現代の名工奥川俊衛門先生にご指導いただきました。
器の下半分は焼締で磁土そのままの質感を活かしています。釉のかかっている部分の涼しげな表情と、焼締めの磁土の部分の滑らかな質感との対比がより作品を引き立てています。
焼物は焼成する事によって完成します。一度自分の手を離れ炎によって変化し自然にまかせます。化学的に変化して、まったく違う物になって出てくる焼物、そこが難しくもあり一番の魅力だと考えています。
私はこの作品で焼成による変化の面白さ、素材の持っている特性を生かした作品作りをおこなっています。磁器の質感を活かし素材の持っている魅力を引き出していけるよう日々努力しております。今後もさらに素材への理解を深め、より魅力的な作品が作れるよう日々努力していきます。

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越智 順一 OCHI Junichi

出展番号:18

【略歴】
1969 生まれ
立川流鬼瓦 鬼師 富岡唯史氏に師事
鬼瓦、陶彫、造形作品など制作

2011 「第16回 瓦・造形展」(新宿区立市民ギャラリー / 東京)
2012 「SICF13」出展(スパイラルホール / 東京) , 「Art Wave Exhibition Vol.10〜創造のイノベーション〜」(レクトヴァーソギャラリー)
2013 「第17回 瓦・造形展」(国立新美術館 / 東京)
2013 「第7回 飾り瓦コンクール」・毎日新聞社賞(やきものの里かわら美術館) , 「日本陶芸展」・入選(全国巡回展)
2013 「現代瓦・造形と龍生派いけばなコラボレーション展」(東京都美術館)
2014 「第7回 飾り瓦コンクール」・日本屋根経済新聞社賞 , 「第18回 瓦・造形展」(国立新美術館 / 東京)
2013 「現代瓦・造形と龍生派いけばなコラボレーション展」(東京都美術館)

【ステートメント】
1 鬼・鬼瓦をモチーフとしたオブジェなど。
鬼は、古来より日本人と共に共存してきた、善悪を超越した存在。
時代と共に減少してゆく瓦屋根、それと共にもはや絶滅危惧種となる鬼瓦の再興。
2 炎、水、雲など形が有って無いもの、それらを様々に変化させている、大気や気の様なものをモチーフとしたオブジェなど。
無常と循環と変移。

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穴山 大輔 ANAYAMA Daisuke

出展番号:19

【略歴】
1981 栃木県生まれ
2005 東北芸術工科大学 卒業
2007 瀬戸市新世紀工芸館 陶芸研修 終了
2005 長三賞陶芸展・入選
2006 織部の心作陶展・金賞 , 益子陶芸展・入選 , 朝日陶芸展・入選 , 朝日現代クラフト展・入選
2008 瀬戸市美術展・入選, 国際陶磁器フェスティバル美濃・入選
現在、愛知県瀬戸市にて制作

【ステートメント】
人を想い
山を想い
手で歩き
足で作る
美味しい土を求め山に入り、精一杯美味しく調理する。土と言う力強い素材を活かしつつ。
そして、淡く。
山から人へ。。。

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中島 完 NAKASHIMA Yutaka

出展番号:20

【略歴】
1972 広島県に生まれる
1993 日本デザイナー学院広島校グラフィックデザイン科 卒業 , 二十歳の誕生日に新しい何かを始めようと思い、以前から興味のあった、陶芸教室に通い始める
2009 愛知県立窯業高等技術専門校 卒業
岐阜県多治見市に自宅兼工房を構え、個展・企画展・クラフト展で活動中

【近年の主な出展】
2009 「神戸ビエンナーレ」現代陶芸コンペティション・入選
2010 「第四回 現代茶陶展」・入選
2012 「伊丹国際クラフト展」・入選
2013 「100人のすくうかたち展」(伊丹市工芸センター / 兵庫) , 「くらふてぃあ杜の市」・推薦枠出展(長野)(2012, 2013)
2013 「ユノネホウボウ」(愛知)(2013, 2014) , 「方々の豆皿展」(ギャラリーくれい / 愛知)
2013 「六花いろがさね展」(ギャラリー宙 / 岐阜) , 「趣展」(ギャラリーku / 大阪) , 「おうちゴハン展」(ACギャラリー / 東京)
2013 個展「茶箱展」(ルーサイトギャラリー追分店 / 長野) , 「陶イズム in KASAMA」(茨城)参加 , 「酒器展」(ギャラリー曜燿 / 茨城)
2013 個展「minimum展」(ギャラリーTIKA室 / 愛知) , 「多治見商店街展」(岐阜)(2012, 2013)
2014 「やきもの・出合いがしらの座談会」(かわら美術館 / 愛知県) , 「altien」(愛知)
2013 「ルーサイト・マーケット IN ISETAN 春爛漫の器たち」(伊勢丹新宿店 / 東京) , 「クラフトフェア まつもと」(長野)

【ステートメント】
茶箱は、茶碗・小壺・振出し・茶筅筒・茶巾筒の5つの器をお弁当のように箱につめて持ち歩き、どこでもお茶を点てることができる道具です。
携帯電話と同じくらいの大きさの茶道具、その日の気分で自由に組み合わせる面白さを感じていただけるような作品を、ひとつひとつ、たくさん作っています。いつでも、どこにでも持ち運び、使ってもらえるように、器とその仕覆を作っています。
瀬戸・美濃の土、時には山に行き掘ってきた土を使い、独自に調合した釉薬をかけ、電気窯・薪窯・楽窯・野焼きで、茶箱の器を作っています。茶陶に限らず、古い器の形や質感・作る工程・焼成環境や方法などから驚きや発見を得て、現代の使う道具として、使いやすいように工夫をし、箱の中にピッタリ納まる大きさと形、組合せのバリエーションを工夫しています。
わたしは、朝起きて、一日に何度もお湯をわかし、緑茶・中国茶・コーヒー・紅茶などで一息つきます。
あわただしく、インスタントやティーパックの時もありますが、時には、抹茶を点て、点てることでこころの渇きをいやし、一服する事で、やすらぎ、もうひと踏ん張りできるような気がします。
お茶道具がいつもそばにあるのは、大事なことだと思います。

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